第一容疑者の3の情報・感想・評価

【第46回エミー賞　リミテッド・シリーズ部門作品賞】 ヘレン・ミレン主演のミニシリーズ。前シリーズに続いてエミー賞を受賞した。 今回テニスン警部が立ち向かうのは小児性愛。今まで3シリーズ見た中で一番ヘヴィーで好きかも。 身元不明の焼死体を追うテニスンだが、そこに小児性愛や警察上層部の圧力がかかってくる。さらにテニスン自身も大きな決断を迫られる。 トランスジェンダーの扱いについては今の視点からみると思うところはあるものの、この時代においてはかなりリベラルな見方をしているのではないだろうか。 そしてやはりスッキリと解決とはいかないが、ラストにテニスンがしたことにスカッとした！そうだよ、それくらいやってもいいよ！ テニスンだけでなくトランスジェンダーのヴェラや同僚刑事にも焦点が当てられている。それぞれの抱える事情が語られる。 かなりヘヴィーで苦しい話、見応えがある。前シリーズではテニスンらしくない弱さが前面に出ていたが、このシリーズでは強いテニスンが観られてよかった。彼女の下したある決断もこの時代としてはなかなか勇気のいることだったはず。 現時点ではこのシリーズが最高傑作では？と思うくらいよかった。

まだ始まったばっかりだけどこれだけは言わせて。こんなに華のない歌姫おる？