第一容疑者の4の情報・感想・評価

ヘレン・ミレン主演のミニシリーズ。Series4の1話目で、監督は『恋におちたシェイクスピア』ジョン・マッデン。 シングルマザーの家庭で幼児が行方不明になるという話。 消えた幼児をめぐって浮上した怪しい男を第一容疑者としてマークするが… ペドフィリアの有害性はさることながら、その治療の有効性、社会復帰の難しさなどを描く社会的意義も持ち合わせているのは流石。 我々が持っている偏見に苦しめられる男の痛々しさも伝わってくる。 また、最後に明かされる真実はシングルマザーとしての辛さ、女に求められる母としての役割なども浮き彫りにする。 今回はテニスン自身に特に問題は生じず捜査をひたすら描く方向にシフトしている。 重いテーマをドラマとは思えない重厚な語り口で描いた秀作。

毎回テーマがしっかりしてるけど、これはかなり重たい… そして女優さんが上手すぎる