ワン

美少女仮面ポワトリンのワンのレビュー・感想・評価

美少女仮面ポワトリン(1990年製作のドラマ)
3.0
初詣に出掛けた村上ユウコ(花島優子)は、老人(鈴木清順)から神様である自分の身代わりに町内の平和と安全を守るよう頼まれる。よく分からないまま"美少女仮面ポワトリン"に任命されたユウコは奇妙な怪人たちと戦うことになる。

第1話『神様の贈り物』
神様からポワトリンに任命されたユウコはさっそくパトロールを開始。そんな中、怪盗テレビゲーム小僧に弟のタクトが襲われてしまう。

ユウコの父親はあまり好きになれないタイプ。テレビゲーム小僧は鉄パイプの下敷きにする洒落にならない方法で倒す。

第2話『警視庁の女敏腕刑事』
ユウコはポワトリンの人気に目をつけた悪徳芸能プロダクションが子供たちにニセグッズを販売しているのを目にする。

ユウコの父はまともに見えてきた。それはともかく本田律子に正体がバレちゃっていいんだろうか。

第3話『進学塾の秘密』
最近、成績が優秀な子供たちが行方不明になっていた。そんな中、ケンジは幼稚園で一緒だった木下と再会する。

ケンジは四人組の中でも成績は優秀なのかな。幼なじみに「変わってないな」と言われ落ち込むケンジの心情にスポットが当てられている。変わらない方が良いこともある。

第4話『ナポレオンの亡霊』
タクトたちの憧れの美少女 新井礼子から自分の家に伝わる"皇帝ナポレオンのワイン"を見つけ出してほしいとお願いされる。

新井礼子は結局何者なんだ。ナポレオンはナポレオンで辞書から"不可能"という文字を消されたとか嘆いているしよく分からない。

第5話『犯罪者ドクター・ブー』
国際的な犯罪者ドクター・ブーは日本の子供たちをグルメにすることで20年後の日本を破綻させようとしていた。

好き嫌いを我慢するカズヤを叱る本田警部の言っていることが間違っている気がする。

第6話『清く正しいバリカン婆々』
パンクな若者を狙って丸坊主にしてしまう怪人バリカン婆々が現れた。

唐突にシンスケの話になってどうバリカン婆々と絡むのかと思ったがそういうことか。

第7話『アイドルじゃない…』
ユウコの父ハヤトがテレビ番組に出演することになった。当日が結婚記念日だということを忘れていたハヤトは、ポワトリンと結婚したいと言い出す。

いくら好きでも中年のオヤジが結婚したいとは思わないだろう。暴走族はいてもいなくても良かったかな。

第8話『ある代議士の陰謀』
ポワトリンのコスチュームをクリーニングに出したユウコ。ところがベルサーベルを家に置き忘れてしまう。

町内の犯罪にしては極悪非道。伊藤くんは子供のくせに代議士とはどんな関係なんだろう。

第9話『七色の声のスター』
新曲を出す度に声を変えるアイドル伊藤ひかりが人気を集めていた。しかし、その声にはとんでもない秘密が隠されていた。

声を変えるのは魔法じゃなくて科学の力なのか。声を失ったハヤトが面白い。生麦生米生たまご?

第10話『エジソンバンドを探せ!』
タクトたちは新井礼子に旧新井家に伝わるエジソンバンドを探してほしいと頼まれる。礼子におじさんが雑誌の通信販売で買ったものらしいが…

特にかわいいとも思えない新井礼子に翻弄されるタクトたちに納得がいかない。縛られたまま放置して帰ろうとして面白かった。

第11話『ザ・恐怖の紡績工場』
モモコの友達のシオリは元気がなかった。聞くところによるとママが"ザ・恐怖の紡績工場"に襲われ入院してしまったらしい。

かなり謎めいた話。"ザ・恐怖の紡績工場"はやたらと人間ばなれしていたけど本物の怪人なんだろうか?

第12話『大統領の息子』
ポワトリンになって以来学校の成績が下がりぎみのユウコ。神様にお願いするが国際問題が入ったスーツケースを押し付けられてしまう。

銃は本物だったのか。大統領の息子がポワトリンの素顔を見ない理由がよく分からなかった。

第13話『秘密のニセ札工場』
母子家庭のシンスケは店の手伝いでゆっくりマンガを読めない。落ち着いて読める環境の河原の上流へと向かうが、そこにいたギャング団に捕まりニセ札作りを手伝うはめになってしまう。

ギャング団のボスと亡くなった父親を重ねるシンスケ。母親に愛されていることに気づいて良かった。シンスケの読んでるマンガが日本の歴史っていうのは意外。

第14話『不思議な呼び笛』
モモコは学校の帰り道、犬を優しく介抱した爽やかな青年に一目惚れする。しかし、彼は世間を騒がせていた怪人741号だった。

呼び笛っていっても飛んでいくわけじゃなくて普通に走っていくのか。

第15話『ダイジョーブ博士の来日』
再起不能になった選手を無償で治療するダイジョーブ博士が来日。そんな中、ハヤトの元にアメリカのマフィアが大リーグの経営をするという情報が入る。

ポワトリンクラブが拘束されたポワトリンのことを忘れるというまさかの展開。『人間なんて』を歌っている場合じゃない。

第16話『新井家の守護霊』
ポワトリンの活躍で面目が丸潰れの警察は本田警部にポワトリンの逮捕を命じた。そんな中、新井礼子がある悩みを持って村上家に訪れる。

新井礼子の悩みなのに事件の関わりが薄い。一緒に謎を解くべきだと思う。

第17話『消えた鯉のぼり』
ケンジは勝手に鯉のぼりをあげられ両親と喧嘩した。その夜、ケンジの枕元に鯉のぼりの父と息子が人の姿で現れる。

地震の対策が酔い止めとは斬新。

第18話『優しい脱獄囚』
タクトたちは脱獄囚が町にいると聞き色めき立つが、タクトはハヤトと約束があるため帰ってしまう。ところがハヤトは急な仕事が入り行けなくなってしまう。

やはりハヤトは好きになれない。結末はあれでいいんだろうか。

第19話『涙の新兵器』
シンスケがシンスケ型犯人生け捕りマシンを開発。商社マン風の男が現れ、マシンを1億で買うと申し出る。

ハヤトが女を尾行する話が何の繋がりもないことに驚いた。思っていたより重い話。

第20話『神様のオルゴール』
ユウコはポワトリンとしての仕事に身も心も疲れきっていた。そんな中、ポワトリンクラブに届いた芸術泥棒ミケランジェロが"万利休の茶壺"を盗むという犯行予告を聞いてしまう。

犯人の正体は驚かなかったけど動機がめちゃくちゃだな。"神様のオルゴール"は万能すぎてつまらない。

第21話『超能力者はお化けが好き?』
ユウコの体に普通じゃないパワーを感じた超能力者のおばさんは、古井戸の底に眠る"白百合の姫"の霊を呼び寄せるようユウコにせがむ。

平安時代の日記を読むのに何故ヒカルゲンジ?かと思ったら時代的にそっちかと納得した。タクトたちにとって新井礼子の存在は当然と言えば当然。

第22話『アパレラ公国の王子』
モデルの男が突如豹変して近くにいた少年に掴み掛かった。少年はアパレラ公国の王子だったが、いつの間にか姿を消してしまう。

とっかかりからよく分からない。というか全ての展開が謎に包まれている。芸術家なんて必要ない。すごいつまらない。

第23話『ノリコの一日本田警部』
世間を騒がすプロレス強盗ブロディくんにハヤトが襲われた。本田警部は有休だったため、ノリコは警察署長から一日警部に任命される。

ユウコの友人で持田真樹が出ていた。この頃はどういった立ち位置だったんだろう。あと、ハヤトは貰ったお金でプレゼントを買ったのか。

第24話『シュミット将軍の店』
幻のバレリーナの少女にたまらなくなって自己嫌悪に陥ったタクトの前に嫌な思い出と楽しい思い出を交換してくれる不思議な店が現れる。

タクトがあんなことになってシンスケたちは止めないのか。あそこは止めてほしかった。それとも幻か。

第25話『てんぷら屋さんの町おこし』
ケンジの家のとんかつ屋はランチのヒレカツ定食が人気で繁盛していた。そこへ、商店街の会長が現れ客を取られた鰻屋が妬んでいると吹き込んできて…

結末が読めなくて面白かった。とんかつ屋のメンチカツみたいな息子って何だろう。意味なんてないのかな。

第26話『私のエネルギーを返して』
タクトたちの学校の理科の小川先生は爆発の影響で突然天才になってしまう。ポワトリンに憧れる小川先生はポワトリンからエネルギーを奪う方法を思いつく。

史上まれに見るクズだな。タクトの学校の先生はろくなのがいないね。

第27話『哀愁の幽霊蚊取り線香』
タクトたちが遊んでいると新井礼子が現れ、旧新井家に伝わる幽霊蚊取り線香を探してほしいとお願いされる。事のいきさつを聞いたタクトたちは断ろうとするが…

オルゴールは便利だけど人の過去を勝手に変えるのはどうかな。

第28話『アポロンの戦士の恋人』
神様を追いかけるアポロンの戦士を宮本武蔵にオリュードしてこらしめたポワトリンだったが、彼はとんでもない小心者だった。

アポロンの戦士の迷惑ぶりにイライラした。UFOを呼び出そうとするタクトたちは何なんだろう。

第29話『ディアブルの野望』
ポワトリンが宇宙征服を企むディアブルに捕まってしまう。神様は新たな戦士としてモモコをポワトリンプティットに変身させる。

モモコの演技が心配。相手をする役者は大変だと思う。

第30話『ディアブルの野望Ⅱ』
ディアブルはポワトリンの弱点を探るためハヤトの頭からポワトリンのデータを奪う。

オチが上手いね。好きな話。

第31話『スイカ割り大会の恨み』
スイカ割り大会に参加した新井礼子はうまく割ることができず、タクトたちの笑い者になってしまい…

新井礼子の行いもシャレにならなくなってきた。

第32話『夏休みの宿題強盗・勉強くん』
夏休みの宿題を勝手にやってしまう強盗が現れた。タクトはシンスケが勉強くんに襲われたと知ると、自分もやってもらおうと企むが…

タイトルから想像がつかなかったけど面白かった。「宿題やらせろ」と追いかけられるのは怖い。ポワトリンプティットにとっては苦渋の決断だっただろうと思うとなんだか微笑ましい。

第33話『一挙公開?愛ある限り名場面集』
ハヤトは週刊女性エイトでポワトリン特集をすることになり、ポワトリンクラブのリーダーであるタクトに体験談リポートを書くよう頼み込んできて…

一応、内容はあるにはあるが実質総集編。ハヤトってよく副編集長になれたなというのが素直な感想。

第34話『尊敬されたカツパン』
人気のカツパンに目をつけたディアブルが店主を操り一般市民を洗脳してしまう。それは食べた人があまりの美味しさから店主に土下座してしまうものだった。

いちいち村上家の留守番をさせられるケンジの母親に笑った。

第35話『かぐや姫の宝』※時間SF
新井礼子に捕まったシンスケはお願い事をされる。それは、旧新井家からかぐや姫の宝を探してほしいというものだったが…

タイムスリップする話。新井礼子はどうにかした方が良い。話は作りやすいけど出すぎ。

第36話『お彼岸ライダーの謎』
お墓参りをしない子供たちを襲うお彼岸ライダーが話題となっている中、お墓で悪ふざけをしていたタクトたちはお彼岸ライダーに襲われる。カズヤはあるきっかけからその正体に気づくのだが…

ポワトリンの犯罪学とモモコの名推理。わんぱく小僧が似合っていた。カズヤのバク転は伏線だったのか。それにしても切ない話。

第37話『ふしあわせ王子の犯罪』
人の幸せを奪い取ってしまうふしあわせ王子が刑務所を脱走。ハヤトはふしあわせ王子に幸せな気分を奪われ、不機嫌になってしまう。

ふしあわせ王子が特殊能力が使えることにビックリ。ハヤトとノリコがあんなに仲がいいとは思わなかった。ポワトリンの変身ポーズが変わった気がする。

第38話『ぼくはリーサルウェポン』
新兵器を開発したシンスケは空き地で実験をするが失敗してしまう。タクトたちに責められたシンスケは怒って帰ってしまう。怒り心頭のシンスケは占い師の助言で新兵器を完成させるが…

メル・ギブソンが最高にノッている時期らしい。時代を感じる。

第39話『本田警部のある作戦』
満月を見ると金庫を破りたくなる怪盗917号が話題に。捕まえるのは警察ではなくポワトリンだと新聞に書かれ怒り心頭の本田警部は、ある作戦をたてるが…

芝居だったのか、すごいな。それにしても本田警部って食べるの遅いな。

第40話『おまじない博士のグッズ』
"おまじない中毒"になる小中学生が急増し、問題になっていた。そんな中、タクトが老人からもらったおまじない袋を使ってみると、たちまちタクトもおまじない中毒になってしまい…

余韻を残す終わりかた。理由になっていない気がするが…

第41話『虫歯が恐い…』
宝石泥棒ボリバリが盗みを働こうとしているところにポワトリンとポワトリンプティットが現れ、お菓子を無理矢理食べさせボリバリを虫歯にさせた。勝利の余韻に浸るユウコ余ったお菓子を食べたところ虫歯になってしまい…

ユウコは虫歯のせいで先頭不能に。静かにしてほしいという願いもむなしく、みんなうるさくしていて笑った。

第42話『風流な宇宙人』
ユウコが新井礼子と一緒にいた怪しい男から頼み事をされる。怪しい男は実は宇宙人で旧新井家にある重箱を探してほしいというものだったが…

突如現れた幽霊との三つ巴のかなりシュールな話。今回の新井礼子は今までと比べるとまともな方か。

第43話『愛しの義経さま』※時間SF
暗黒宇宙の悪魔からポワトリンの弱点を聞き出したディアブルは、ポワトリンを誘い出すためタクトたちを襲う。立ち向かうポワトリンだったが、鎌倉時代に飛ばされてしまい…

これはタイムスリップなのかな。義経は自分の意思なのか。ディアブルが操っていた方がいいと思う。

第44話『タクトの甘え』
子供たちに風邪を流行らせる木枯らし童子にモモコが襲われる。ポワトリンが追い払うが、話を聞いたタクトが面白がって木枯らし童子を呼び出してしまい…

木枯らし童子が言葉をしゃべらないせいでものすごく気持ち悪い。男の子はいいとして女の子まで裸になっているように見えたけど大丈夫なんだろうか。

第45話『ヤマモトは教育ママが嫌い』
タクトに勉強させようとしたノリコは家庭教師をしてもらおうと大学生のヤマモトを連れてくる。だが、ヤマモトは教育ママが大嫌いだった。

またしてもヤマモトが気持ち悪い。結末がなんとも言えない。悪いのは誰なんだろう。

第46話『冬の星座の嘘』
行き倒れている少女を見つけたケンジは自分の家のとんかつ定食をご馳走してあげた。すっかり元気になった少女は自分は白鳥座の精であると明かし…

とんかつで力を取り戻せるのか。とんかつすごいな。白鳥座の精は悪意がないにせよポワトリンに加勢してもいいと思う。

第47話『花咲か爺さんの宝』
新井礼子は逃げるユウコを追い回すが、その際に転んでしまい足を怪我して入院してしまう。見舞いに行かないと呪われると思ったタクトたちだったが…

山分けしようとしたのはどういう気まぐれだろう。同級生を呪ったり今回はいつにもましてシャレにならない。

第48話『タクトの恋人』
偽ポワトリンに追われる中、タクトは学校一の美少女 佐々木カオリに声をかけられる。有頂天になるタクトだったが…

偽ポワトリンが気持ち悪い。新井礼子といい佐々木カオリといいタクトの通う学校にはろくな女子がいないね。

第49話『ミステリーサークルの謎』
両親が共働きでなかなか相手にしてもらえずカズヤはさみしい思いをしていた。そんな中、宇宙人に襲われ、頭をミステリーサークルのように刈られる人が続出。カズヤは母親の鼻をあかそうと奮闘するが…

本田警部のカズヤに対する仕打ちがかなり理不尽だった。結局反省はしていないようだし、カズヤがかわいそうだった。

第50話『クリスマスの悲劇』
ディアブルは"暗黒の魂"を使い、ポワトリンを凶暴化させようと企む。サンタクロースに化けたディアブルはクリスマスプレゼントとしてユウコに"暗黒の魂"を手渡すが…

ポワトリン専用かと思ったらタクト→ノリコ→ハヤト→モモコとまさかの乗り移り。モモコが一番上手かった。

第51話『年末の納豆マン』
何とかしてモモコを取り戻そうとするユウコだったが、"暗黒の魂"はユウコに取り付いた。そのままメタモルフォーゼをしたモモコは暗黒ポワトリンになってしまう。

ここに来てなぜか納豆マン登場。ワケが分からない。

第52話(最終話)『大晦日の幸福』
納豆菌により成長した"暗黒の魂"は再びモモコの中に入り、モモコは暗黒ポワトリンプティットになってしまう。

ディアブルとの決着は唐突な感じ。今までにディアブルの内面に触れる回があれば少しは良かったと思う。神様の罰を承知の上でモモコに正体を明かすシーンは良かった。何で最終回に神様は出てこなかったんだろう。

おわり

《総評》
出てくるのが特殊な能力を持つ怪人ではなくてただの変態というのが気持ち悪かった。悪ふざけのノリについていけないところがあった。
ワン

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