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ボクらを見る目のshortのレビュー・感想・評価

ボクらを見る目(2019年製作のドラマ)
5.0
こんな事件があったのは知らなくて胸が詰まる。まだたった14,5歳の子どもなのに。どうしても警察検察のずさんと言うには悪意に満ち満ちた取り調べに憤りを感じてしまう。いや、憤りでもないかな。なぜこれが許されるんだろうか。
デスパレートな妻たちの役者さんと、ヴェラ・ファーミガ演じる検察のひとたちがほんとーーーににくにくにくたらしい!!きー!
黒人差別は私には計り知れない深い歴史や背景がある。長い時間を奪われた5人のこどもたち、その家族、変わってしまった人生の流れ、冤罪が晴れたところで失ったものは戻らず。本当に辛い。
このドラマは全米で大ヒットしたらしい。ところで冤罪なら日本でもあるのだけど、それを映像化して日本でも大ヒットするんだろうか、このドラマほど見られるんだろうか、などと思ってしまう。憤りをかんじるなどど言いながら、結局遠い国の遠い人達の物語として見ている自分?身近なところで身の回りで起きている差別には目を塞いでいる。なかなか、いや、少しも我がこととしては考えていないのでは。あれ?ドラマの感想とは離れてしまったか。
ドラマが終わると、本人達や役者や監督のトークショーが一遍ある。これがまた圧巻で衝撃。これを含めてひとつのドラマになる。警察は補償はしたが謝罪なしと。🤬💢トランプ、そんなこと言ってたんや!とか。(トランプは本編登場ですけどね)
少年のひとりが、その日の行動を後悔して、なかったことにする妄想をするシーンがあって、そこはもう泣いた。
いろいろ感情の収まりどころのなくなるドラマでした。
メモ:ファムケ・ヤンセン
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