『踊る〜』で完全に織田裕二にハマっちゃったので鑑賞。
見る前は『踊る〜』での青島の印象が強すぎて、織田裕二ってどう考えても医者顔じゃないだろ!と思っていたが、織田演じる司馬が想像の斜め上をいく悪徳医者で、医者顔云々はどうでもよくなってしまった。クールな冷血漢役もキチッとこなす織田裕二に感服。スター性や顔の良さだけで勝負してない。演技でちゃんと勝負している。やっぱりこの人、演技力あるわ〜 と再確認。
W主演の石黒賢は、“THE☆医者顔”で説得力ありまくり。こういう顔の医者いるよな〜。というか医者って、このタイプの顔しか見かけない気がする笑
三谷幸喜が関わっているだけあって、一話一話の見応えがある。
なんと言っても、キャラクター同士の力関係の変化などの演出が抜群に上手い。常にピーンと糸が張っているかのような緊張感がシーン全体にあって、グイグイ視聴者を引っ張る引っ張る。
まあ、肝心の話の自体は外科医同士の揉め事に終始しており、『ブラック・ジャック』のような患者が抱える人間ドラマや、生命倫理などの話はほぼほぼ皆無である。ぶっちゃけ、話全体を俯瞰するとかなりしょうもない。医療ドラマって大体こんなもんかもしれないが。
私医療ドラマって好きじゃないんだよね。というか、医者という人種が好きじゃないのよ。
だからこそ、このドラマの司馬先生の悪徳っぷりが結構好きになった。医者という職業にちらつく、優等生じみた綺麗事を嘲笑うかのごとき悪徳っぷりが魅力的すぎ。