このレビューはネタバレを含みます
前作もワールドプレミアからどっぷり浸かったこの作品、待ってたシーズン2!
びっくりレベルのカメオ出演者も多数登場しつつ、今回はより登場人物の人間関係や深層心理をも深掘りしてゆく印象で、前作よりも引き込まれ感が倍増していて流石だなと。
村西と川田、トシのパートでは、それぞれの出演シーンがまるで別の作品ではないかと思わせるようなテンションと空気感の違いを、黒木と乃木のパートでは、誰しもが考える自分の市場価値と存在意義を。
観ているだけなのに震えるくらい情緒が乱れるし、自分がそれぞれの立場だったらどうするかまで考えさせられる仕上がり。
そしてやっぱりこの作品の根底には、方向はともかく「何かに全力で取り組む人間がいかに美しいか」というテーマがあって、それが一貫して描かれているから、観終わった後の満足感や爽快感が半端ない。
あとやっぱり劇伴と使用楽曲がめちゃくちゃずるいっす。
タイトルやテーマ的にも、レーティング的にもなかなか手を出しづらい作品ではあるけれど、間違いなくあの頃の日本ドラマ界に風穴を空けた作品だから、こうして続編、そしてファイナルを迎えられる事に、わたしも全力で拍手したい。