アンビ

全裸監督のアンビのレビュー・感想・評価

全裸監督(2018年製作のドラマ)
4.3
時代背景が丁寧に描かれている。おしりだって洗ってほしいのコピーが流れていたので1982年、ウォッシュレットもなかった時代だ。その頃、まだ性欲を発散させるコンテンツは無かったのである。雑誌の切りぬきでオ○ニーをしていた。
第1話でも山田孝之演じるAV発明者自身が生活からAVのニーズに気付いて行く過程がとてもリアルだ。そのため視聴者は思考も物語に入り込まされる。それであって、しっかりと笑い要素も含んでいるのがすごい!


第3話 ひっくり返すんだよ
チーム村西が完成した。登場キャラが最高。ラグビーと三田村の昭和っぽさが時代にぴったりだ。主人公村西が日常の性行為から着想を得て、形にしていく。人に媚びない自信とアイディア一本勝負で這い上がってく様は、みていてワクワクする。さあ、市場を開拓だ

5話
1話の最初の場面で出てきた謎の脇毛をみせる女性。物語の伏線として、もう一つの少女の物語が進行していた。そう、この小雪の娘こそがあの黒木薫である(本物で検索して出てきて感動した)。第5話で村西と出会い、女優としての頭角をみせる。しかし母親の手によりその作品の公開は見送りに。

8話
昭和の終わりと共に物語を終えた。時代の様子が丁寧に描かれており、ビジバシと伝わる。それは自分が生まれた平成とは違う、この時代特有のバブルの雰囲気だ。その時代を警察、販売店、裏組織、AV業界と様々な立場の人間たちが戦略的に生き抜く。このギリギリを生きる様が最高にスリリングだ
アンビ

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