シーズン1やシーズン2と比べてどうかとかは、いったん措かないといけないかもしれない。「銀河子連れ狼」と呼ばれた前二作とは少々別のテイストの作品になっていたかもしれない。今シーズンは圧倒的に「マンダロリアン(ズ)」の物語で、それは『クローン・ウォーズ』などのアニメシリーズにおいてたびたび語られてきたものの結集だから、サーガ全体の歴史に重きを置いていたのは事実だろう。だから微妙な違和感もおぼえたのは否定できない。
だけど、どうであっても、やっぱり好きなのよ、このシリーズ。空中戦や格闘戦のアクションは映画かってレベルで凄いし、スター・ウォーズファンを感情移入させるポイントも心得ている感じはとても安心できる。わたしにとっては、1週間ごとの配信で、配信日を待つまで「次どうなるんだろう」と考えさせたのは、スター・ウォーズシリーズのドラマのなかではこれだけだった(ちなみにそういえば『クローン・ウォーズ S7も後半ものすごいクオリティで1週間待ちきれなかったな)。ボー=カターン、いろいろあったけど、良かったね。
そうそう、忘れてはならないのが、ペレオン提督！ ティモシイ・ザーンが創りだしたスローン大提督とその部下で名将ペレオンほど、忘れ去られたかのように見えるかつてのスピンオフから拾われて愛されているキャラクターもない。そしてそのペレオンが今回、はじめて実写化された。これが実は地味にとても嬉しい。スローンの帰還も楽しみだ(ここからティモシー・ザーンの3部作ぽいことをしたって、良いんだけどw)。
