単純明快勧善懲悪なスターウォーズ・ストーリーからスピンオフの配信向けとして産み落とされたのは、まさかの大人の視聴者に向けたハードボイルドタッチ、そしてまさかの我が日本産の劇画時代劇【子連れ狼】への完全オマージュ、これが面白くないわけが無い。
だからと云って、スターウォーズファンへの目配せも決して忘れてない。アレとかアレとかアレとか、細かいネタに顔が自然とニヤける。そこは観てのお楽しみ。
テーマとしてはスターウォーズサーガ、特に旧三部作に貫通していた"父と子"とゆう命題を基本プロットにしているところがこの作品が王道であり優れている点だと思う。
擬似的な親子関係だが、主人公の賞金稼ぎのマンドーがベビーヨーダに父性を抱いてしまった辺りからもう目が離せなくなった。
クレジットに場面を描いた絵画を用いる演出も往年の米ドラマ【ルーツ】を思わせて味わい深い。