クリストフォルー

記憶捜査2~新宿東署事件ファイル~のクリストフォルーのレビュー・感想・評価

4.0
脚本の桜井武晴が『相棒』シリーズなどで培ったノウハウを投入して、見事シリーズ化へ導いた『記憶捜査』。主役の鬼塚一路(北大路)はじめ、遠山咲(萌音)、神啓太郎(風間)、栗田(石黒)、木地本(余)などのレギュラー陣のプライベートを描かないことで、フィクショナルな(現実世界には存在しない)人物であることに違和感を抱かせない。結果、リアルな社会問題と彼らが向き合ったとき、視聴者との間の緩衝材的な立ち位置を保てる。それの真逆をいったのがKTVの『エルピス』であり、現実との斬りあいを求めるなら、どちらかの手法しかない。中途半端は通用しない時代になった気がする。
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