刑事一代 平塚八兵衛の昭和事件史のMrsフロイのネタバレレビュー・内容・結末

衝撃的な天災と事件で幕を開けた新年。

昭和の大事件を追う一人の刑事の眼を通して、過去の行く末を振り返る。

帝銀事件に始まり、吉展ちゃん誘拐殺人事件、そしてあの三億円事件まで。昔ながらの現場百回の地取り捜査と刑事の勘というヤツで真犯人に迫る刑事平塚八兵衛。

三億円強奪事件を最後に昔ながらの捜査手法に限界を感じた平塚は引退を選ぶ。
私見だが平塚の引退は表に出せない重大な事情があったのではと感じている。

実は我が家にも刑事が捜査に訪れた事が有る。偽白バイ警官が使用していたメガホンと同型のものを父の勤務していた米軍横田基地のオフィスで扱っていたからだ。
捜査は遺留品の全てを当たっていたと思われる。父本人は基地のオフィスで聴取を受けたが、その後父の不在時に自宅の家族のもとを刑事が訪れた訳だ。
全てを調べ挙げた筈だ。

そんな昔語りを呟きたくなるひと時を存分に味わう事が叶ったドラマだった。

それにしても渡辺謙の平塚八兵衛がちょとカッコよすぎ。