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ライン・オブ・デューティ シーズン6のShinMakitaのレビュー・感想・評価

3.2
ヒルサイドレーン署殺人捜査班…女性班長のデイビッドソン警部はもう何ヶ月もある事件を追う〈灯台作戦〉にかかり切りだ。それはスター記者ゲイル・ヴェラ殺害事件。ヴェラは帰宅したところ、処刑スタイルで鮮やかに撃ち殺されたのだ。防犯カメラを避けて逃げたホシはプロに違いない。そんなある時、1人の男娼がタレコミをしてきた。パブで飲んだ男ターナーがヴェラ殺害を自慢していたというのだ。ターナーの住居であるビーチウッドハウスへと逮捕に向かった殺人捜査班だが、その途中、デイビッドソンが強盗事件を目撃してしまった。見逃すわけにいかず、彼女は部下たちと強盗犯確保に動く。おかげでターナー逮捕に数時間のロスが生まれてしまう。彼女たちがターナーの部屋に乗り込んだ時、そこにいたのはどう考えても無関係なダウン症青年テリーだけだった。

後の捜査で、ビーチウッドハウスに住んでいたのが銃犯罪前科者カール・バンクスと判明。だがバンクスは行方をくらましていた。一方テリーの家には、ヴェラの写真で射精した跡と射撃残渣の残る上着があった。誰もが学習障害のあるテリーがホシとは思えないまま捜査は停滞するが、その矢先、バンクスと男娼の死体が発見され、真相は完全に闇の中となってしまう。こんな状況に憤慨した殺人捜査班の刑事ファリーダは、バンクスを逃したのがデイビッドソンのミスだと考え、AC-12に秘密裏に訴えることに。話を聴いたスティーブ・アーノットは、早速内偵を開始するのだが……


「ライン・オブ・デューティ」シーズン6


内務監査(汚職捜査)課AC-12の標的は、超有能な殺人捜査班警部ジョーアン・デイビッドソン。演じるのはケリー・マクドナルドです。主人公スティーブの長年のパートナーだったケイト・フレミングが転属してデイビッドソンの右腕になっているのが面白いとこ。すなわち今回のスティーブとケイトは敵同士なんですな。しかし3話目、テリーが命を狙われてから急展開。最終回の緊張感もスゴかったですね。

このシーズン6、シーズン1から繋がる闇と黒幕「H」に至るまで描かれていきます。シーズン2のギャング・トミー・ハンターへの言及、シーズン4の重要キャラ・弁護士ジミー・レイクウェル、シーズン5の組織構成員リー・バンクスの再登場もあり、復習はマスト。一気に過去シーズンをNetflixで観てからU-NEXTでこのシーズン6を視聴するのが正解かもしれません。まさに集大成的なシーズンでした。
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