タイムループものは途中で飽きてしまうことが多いのですが、
一日にタバコを2パック吸い、ほとんどのクスリを経験済で、スポーツ感覚でセックスを楽しむ破天荒な主人公を含む、個性豊かすぎるキャラクターたちのお陰で最後まで楽しめました。
『何度人生をやり直せたところで、ひとは同じ過ちを繰り返す。』
洋楽の歌詞とかによく出てくるフレーズですよね。
同じ階段を降りられず3回くらい死んで、蘇えったりするなかで、主人公たちが、少しずつ過去と向き合い、赦したり、赦されたりしながら、エンディングに向かっていく流れがベタで好きです。
一度きりしかない人生を過去に囚われて、自分で自分を罰しながら生きても、自分と周りが傷付くだけ、ていうメッセージを込めたストーリーなのかな、と解釈しました。
幼い頃のナターシャと、その母親役のクロエ・セヴィニーが可愛いかったなあ。
