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きのう何食べた? season2のmanamiのレビュー・感想・評価

きのう何食べた? season2(2023年製作のドラマ)
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誕生日プレゼント交換をしたいと、目をキラキラさせながら提案するケンジ。微笑ましいイチャイチャ展開かと思いきや、シロさんが「ケンジのこういうところ、めんどくさい」って心の声で嘆くの、最終回もさっそく面白い。そうそう、「何でもいい」って一番難しいよねぇ。
他も全12話ずーっと、ずーっと、ずーっと最高。前作から引き続き二人のほのぼのした日常、身近な人たちとの交流を描き、中でも今シーズンは「家族」にフォーカスしたエピソードが多いのが印象的だった。
その分、ジルベール&小日向さんや佳代子さん達の出番は少なくなってしまったけど。でも親の老後、自身の将来設計など、50代に差し掛かろうかというときに迎える問題を、かなりリアルに見せてくれていたと思う。
それからシロさんがケンジにかなり歩み寄ってるのも、見逃せない変化ね。一緒に出かけたり、お揃いのお弁当箱を喜んだり。そしてあんなプレゼントまで!!
ただ最終話は、実のところ泣けなかった。泣く泣かないと言うより、なんだか呆然としてしまったという感覚に近い。二人を結びつけるものの強さ深さ温かさに。
それまでは毎回もれなく泣いてたけど、やっぱりボロ泣きしたのは5話。泣けるほどの幸せを実感する、そのきっかけは洗濯機のホースを詰まらせたり、使おうとしたタマネギがなかったことだったり。そういうことができるケンジも、そこにちゃんと愛情を感じとれるシロさんも、とってもすてきだ。
そして同時期にも放送されてた『大奥』といい、よしながふみ先生が天才だ。
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