水野リョウヤ

ウルトラマンの水野リョウヤのレビュー・感想・評価

ウルトラマン(1966年製作のドラマ)
4.0
シリーズ自体への興味はずっとあったものの、まさか初めてちゃんと観るテレビシリーズが初代になるとは思っていなかった。
笑いながら、ツッコみながら見始めたのが嘘みたいに、気付けば1966年のキッズ宛らにウルトラマンと科特隊を応援している自分がいた。と言いつつも要所要所でツボってたけど。

好きな回を振り返るとキリが無いけど、やっぱり第34話「空の贈り物」はめちゃくちゃ印象的だった。もしもこの話が無かったらあんな科特隊は見られなかったのかと思うと、実相寺監督マジありがとうという気持ち。イデ隊員推しから一気に箱推しへと変わった瞬間。
「怪獣墓場」もそうだけど、実相寺監督はやたらと取り上げられがちな “アングル” だけじゃなく、シュールと哀愁を同居させるバランス感覚の絶妙さが持ち味なんだとここでようやく知った。松本人志に通ずるものを感じるくらいに。

そんな初代「ウルトラマン」を観るきっかけをくれた映画「シン・ウルトラマン」も最高の映画だった。

ほんと良い体験が出来たなー!
ありがとうウルトラマン。

でも、ホシノくんは一体何処へ行ったんだ…。
水野リョウヤ

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