ドクバリ

王になった男のドクバリのレビュー・感想・評価

王になった男(2019年製作のドラマ)
3.5
"ホテルデルーナ"のヨ・ジングが良かったので観てみたけど、やっぱ李氏朝鮮のドラマはしんどい。

だいたい"恋慕"と似たような話だったけど、本作のドラマ的な要素は「道化師と王が入れ替わる」ってとこぐらいだったから、よりガチ度が上がって難しかった。

みんな似たような服だし髭だし、なにより役職が読めないし覚えられないのがつらい。

そんなこんなでリタイアするか否かって感じで観てたけど、ガチ王が出番が多くなる6話あたりからグッと面白くなる。

で、すったもんだで13話あたりから話が急展開するのは、本作の王のモデルが李氏朝鮮の第15代国王、光海君(クァンヘグン)で、そのへん史実に合わせてってことなのかな、、最終回のダメ押し的な展開はかなりびっくりしたけど、一切知識がないのでなんとも言えねぇ。

本作に関して、話をちゃんと理解できていたかはかなり微妙なとこだけど、それは置いとくとしても、役者さんたちの演技が際立って良かった。
ヨジングはもちろん良かったし、王妃役のイ・セヨンが恐ろしく美人。
そんで主役以外が更に良かった。なんなら主役より良かった。

特に都承旨(トスンジ)役のキム・サンギョンはヤバかった。口八丁手八丁でやいのやいのと屁理屈をこねて敵を論破するあの話術、、最早ひろゆきだよね。
髭やらなにやらでまったく気づかなかったけど、"殺人の追憶"刑事役の人なのね。

あと、左議政(チャウィジョン)/クォン・ヘヒョ、キム尚宮/ミン・ジア、シン・チスの息子/チェ・ギュジンあたりの悪者クリーンナップが最高。もうスゲー悪い顔するんだもんね。

DNAやら指紋やらの物理的な証拠を提示することができない時代で、疑われたら即死亡ってノリがマジで怖い。
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