後漢の中期、班淑(はんしゅく)は幼くして父のもとを離れ、一人西域で育つ。父に会うため旅に出て途中盗賊に捕まり人質となってしまうが、班淑は持ち前の聡明さと度胸を発揮して危機を脱し、父の屋敷に辿り着く。しかし、前日に病死してしまい父に会うことは叶わなかった班淑。その上、母が異民族ということで名門の班氏一族には身分を認めてもらえない。そこで班淑は宮中にあるという書物『西域記』を手に入れ、一族に身分を認めてもらおうと考え、皇族・貴族の子弟のために設けられた内学堂の教師・女傅(じょふ)となり宮中に入ることに。班淑を異民族のスパイだと疑う官学の教師・少傅(しょうふ)衛英(えいえい)だが、誤解が解けると逆に班淑を助けるように。そんな聡明で公平さも持ち合わせた衛英に次第に惹かれていく班淑。だが、衛英には忘れられない女性がいた…。
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