最愛の妻を癌で亡くした中年男は朝から生前の妻の動画をみて過ごす。
毎日認知症の父親の介護施設へ通っては憎まれ口を叩き、
地元の小さなローカル新聞社で働きながらも親切な同僚に意地悪ばっかり。
全てのことに腹を立てて当たり散らしても、それでも妻と飼っていた犬を置いてはいけず自殺も出来ない。
そんな男の日常が淡々と過ぎるだけのドラマなんだけど、ジーンと来るものがあった。
死にたくても死ねなくて、毎日どう時間を潰すか考えて無気力に生きるその様が痛々しかった。
奥さんのことを本当に愛していて自分の一部だったからこそ、それを無くしてしまったら生きてる意味がないって思えるのはすごい真っ直ぐな愛だよね。泣けたな。
父親との会話もかなり共感したしほんとに悲しくなっちゃった。
他の街の人たちとの人間模様も独特で、みんな心のどっかに問題を抱えてる。
だからハッピーにはならないけど希望を持てる話だと思う。
1話30分で見やすいので是非みてほしい。
