ハガネ

クイックサンド: 罪の感触のハガネのネタバレレビュー・内容・結末

クイックサンド: 罪の感触(2019年製作のドラマ)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

・微妙。6話完結。真相(って程でも無いけど)は一応分かって終わる。
・掴みは凄い。そこから一気に引き込まれる。
・確かに最後まで見てしまう面白さはあるが、結末は正直ガッカリで全体への印象も悪い。
・ミステリのつもりで観るなら止めた方が良い。
・BRIDGEのスタッフ(脚本のみ?)が入ってるって聞いて観てみたんだけど、真相もまあそうかって感じだし、全然衝撃の真実がって展開では全く無かった。それを期待していたので余計に。
・とにかくこれで6話は長過ぎる。2時間でまとめられるし、半分でいいだろ。
・破綻した父子関係からのセバスチャンの幼稚な愚行に、サミールも気にしつつも延々と付き合うマヤに苛々し続けて終わったって感じ。
・正直2話以降はずっと「糞どうでもいいわ、それでも何か衝撃の展開があるんだろ?マヤが撃ったの?アマンダを狙ったってどういうことよ?」という期待で最後まで我慢して見たんだけど…駄目だった。
・ただ、セバスチャンの「俺を撃て」って言ってマヤの方にも撃って正当防衛風にしてマヤに撃たせたが、背後にアマンダが居たから巻き込まれただけってなあ…(それをサミールが間違ったか、検察やメディアに思い込んで証言)。
・また記憶が飛んで真相不明で「信頼できない語り手」パターン風なのも食傷気味。
・さらに乱射事件に使われた「面談」のセッティングもよくわからんな。もうどうにもならん状況になってからミンナ集まってどうするつもりだったんだ?売人も居たし。都合良く皆殺せるシチュエーションを拵えました感…。
・そりゃマヤにしてみりゃ「どうすりゃ良かったんじゃ。事件にも勝手に巻き込まれたし」ってことかもしれんが、パーリーの乱痴気騒ぎ、サミールへの差別発言(しかも友達の食事会で)、ドラッグでトんで高級車をオシャカ、誕生日パーティーを滅茶苦茶にされた上にレイプ、の少なくとも4回は見切るべき大きな転機となる事件があったはず。そこで全部判断できず、「私が居なかったら誰も周りにいなくなる(実際そうだろうけど)」と共依存のままズルズルと判断を先送ったツケがこれ。まだ無罪になれて良かった方だろ。
・検察の失態で無罪になってるけど、過失致死は免れなくね?世論の有罪ムードに当てられて、検察が増長してあれもこれも入れて自爆したということなのか。
・レイプされたの?ホントに?って検察の質問は最悪過ぎた。
・なにより今後がかなりキツイよな。高校はもう終わったのか。近所もそうだし。検察も控訴するだろうし。
・全く情報が入ってこないし、取り調べでマヤは追い詰められはするが、弁護士は当然立ち会いだし、無能な検察が立証できなければ無罪になるし、人権先進国は違うなあという謎の感慨が…。
ハガネ

ハガネ