真の刑事たちの仲直りの仕方。
2012年、刑事を引退したラストとマーティンは、17年前に担当した事件について話を聞かせてほしいと警察に呼び出される。1995年に発生した殺人事件は、女性が奇妙な儀式めいた方法で殺されており、最終的に犯人2名は射殺され、幕を閉じたはずだった。ところが未だに似た手口で事件は続いており、真犯人は他にいるのではないかと疑惑が生まれる。
濃い、濃い、濃い〜ぃ！！1秒も無駄のないドラマで、噂通りめっちゃ作り込まれてます。2話くらいまでは事件そのものの進展が見られず、正直微妙でしたが、3話からいっきに面白さが加速！！1日で完走しました。
主演二人が性格違いすぎて全然仲良くないのに、仕事面では信頼し合ってるというのがとても良き。特に作品ごとに「あなた誰ですか？」ぐらい変身するマコノヒーは、今作では優秀で経験豊富だけど、社交性ゼロのメンタル病み気味なラストを超絶かっこよく演じています。一方相棒のマーティンは社交的で仲間からの信頼も厚く、ラストに振り回されまくりですが、なんだかんだで常に彼を庇う優しい男。が、やはり「良い人」をやるのは相当ストレスが溜まるようで、元々の繊細な性格もあって、愛する家族がいるにもかかわらず浮気癖が止まらない。確かに嫁からしたらひどい夫ですけど、奥さんの行動も相当酷いです…
そんな二人が追う事件の真相。終盤の展開は映画みたいで、さすがハリウッド。バディものにありがちなコメディシーンがほぼないので、一息つく暇もありませんが、刑事たちのハードすぎるワークっぷりがとてもよくわかりました。
