コールドケース3 ~真実の扉~の9の情報・感想・評価

エピソード09
故郷
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あらすじ
1997年、元中国残留孤児で団地住人の大川竜雄(侯偉)が、何者かに殺害された。そして現在、当時同じ団地の住人で事件の目撃者でもあった川村恭介(梨本謙次郎)が、「大川さん、すまなかった」と意味深な言葉を残して死去したと、娘の琴美(原田佳奈)が捜査一課を訪ねてきて告白する。百合たちが当時の団地の住人たちに聞き込みを進めると、大川という男性がいかに過酷な人生を生きたのかということを思い知る。※本エピソードの中で、一部差別的な表現が使用されていますが、物語の演出意図を考慮し、本作品の放映どおり収録いたしました。ご了承ください。
コメント7件
harapeco_poteto

harapeco_poteto

このコメントはネタバレを含みます

まず、ありきたりな外国人差別問題だけでなく、中国残留孤児の問題や、子どもが日本語の話せない親の通訳になるヤングケアラー問題、外国ルーツによって日本での居場所がなくなる、自身のアイデンティティに悩むといった問題、団地に高齢化の波と、たくさんの外国人が居住するようになっている問題など、よくぞここまで現代の多文化共生の問題を描いてくださったなと感嘆しました。 大学と大学院で、子どもの日本語教育について勉強していました。 その時に中国残留孤児のことも勉強し、論文も読みました。 ですが、読んだ論文は日本語指導のことばかりで、読み書きのできない人にはフォーカスが当てられていませんでした。 今回の大川さんは、中国で貧しい暮らしをし、碌に教育を受けられず、日本でも日本語の学習まで至れなかった人物です。 その苦悩が詳細に描かれていたと思います。 ドラマ1話ごとにレビューを書くことはないのですが、今回ばかりはあまりに感嘆したのでレビューを書きました。 とてもいいドラマだと思います。
えり

えり

鑑賞日:2025年5月25日
もものすけ

もものすけ

中国残留孤児の話
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PSYCHE

PSYCHE

重く苦しい。 団地の姿が日本の未来。ぐさっときた。 このドラマ現代と過去の人物の姿が実に自然に入れ替わり見やすい。今回特に男性の老けメイクが自然だった。中山忍さん(多分)だけは可愛いままだけど、肌とか首とかの質感も老けてて、ドラマの資金を感じる。地上波観なくなるのも仕方ない。
おちゃ

おちゃ

このコメントはネタバレを含みます

中国残留孤児 日本語は話せなくても 「ふるさと」は歌えるのが切ない 育ての親のお墓参りも 海外旅行扱いで 生活保護 打ち切りになっちゃうのか とことん弱者に厳しい世の中🥲 日本って国に絶望して 日本語を覚えようって気力も 失ってしまったのかな 当時 お互いに 少しでも 歩み寄れたら… ラストのお祭シーンでの ガッツ石松さんよかった☺️
パンフレット

パンフレット

中国残留孤児、もうほとんど耳にすることもなくなった言葉 だが、これも日本の歴史の一部 日本独自のストーリーを落とし込むのも大事 日本の老化技術は、女性に関しては少し甘いような気もする。
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もずめ

もずめ

援助してくれて信頼していた人が父親を殺した人だったとかやるせなさすぎる。 中国残留孤児、中国では日本人と言われ差別され、日本では中国語しか話せず中国人と言われ差別され…味方はいないように感じられて悲しかっただろうな…。 滝藤賢一戻って来れてよかった!!やめちゃったのかと思った!
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