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アキラとあきらのnaoyeahのレビュー・感想・評価

アキラとあきら(2017年製作のドラマ)
5.0
静かに、熱い。

やばい。めちゃくちゃよかった。
さすが前川洋一脚本、さすがWOWOW製作ドラマ!

無駄に煽るような過剰な演出による熱苦しさもなく、無駄に冗長な恋愛もなく、とにかく冷静にビジネスをこなす男たちの話し。

タイトルからして、境遇の違う二人のあきらが最終的にはライバルになり〜なわかりやすい二項対立なドラマかと思いきや、境遇のさはあれど、お互いを認め、切磋琢磨し、最後はお互いのために仕事に尽力するという、なんとも爽やかなドラマでした。

なんとか成功にこぎつけたときの、斎藤工の脱力の演技が素晴らしかった。そこにこぎつけるまで、ギリギリまでやれることをやり、気を張っていたら、うまくいったときにはあれだけほわ〜っと腰が砕けるような脱力感が身体を抜けるようになること、これまでの人生で数回しか経験がないがなんとなくわかるし腑におちる。

全労働者、全バンカー必見のドラマかと。
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