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ローマ帝国 カリグラ:狂気の皇帝のスターのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

 (ネタバレあり)
 歴史物が好きなんで、興味深く観た。ローマ帝国2代目の皇帝ティベリウスは人を信じない性格で、反逆罪で次々に周囲の人々を粛清する。
 ティベリウスの甥に当たるゲルマニクスが死亡。妻のアグリッピナは、ティベリウスが夫を暗殺したと噂を流すが追放される。
 アグリッピナの3人の息子のうち1人が処刑、1人が投獄。1人残った息子のカリギュラと、3人の娘は、常時監視下に置かれることに。
 ティベリウスの息子が若くして亡くなったため、彼はカリギュラと、孫の2人に、自分が亡き後ローマ帝国を共同統治するよう遺言を残す。
 結局ティベリウス亡き後皇帝になったカリギュラだが、ティベリウス同様猜疑心が強く、周囲の人を粛清するようになるのが皮肉。
 やっぱ、独裁は、よくないわ。驚く程に、自分の後継者を作るため、実の妹3人とセックスまでしてしまう。
 近親相姦は、当時のローマでもタブーだったため、民衆の間での、カリギュラ人気は、ガタ落ちに。
 その後亡くなった妹の像を何体も作らせるなど国費を浪費して財政が破綻。護衛がカリギュラを暗殺し、カリギュラのおじがローマ皇帝の座についた。
 この作品は、歴史学者へのインタビューと、ローマ帝国を描いたドラマシーンが交互に登場する真面目な歴史番組だけど、ドラマ場面でベッドシーンが出てきたり、女性の上半身裸の場面があったりしてびっくり。日本じゃ考えられないわ。
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