仮面ライダーの10の情報・感想・評価

エピソード10
第10話
拍手:1回
コメント5件
仲野ユキヒロ

仲野ユキヒロ

綾小路女史にお前呼ばわりされるコブラ男。今回も本郷の声は変。
ワン

ワン

『よみがえるコブラ男』 "犬猫高く買います"の怪しい貼り紙に釣られる人にペットを飼う資格はないと思う。よみがえるにしても早すぎる気がするコブラ男は近距離で狙いを外したりやはり強者の印象は無い。前回同様本郷の声が違っていた。
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ぺあの

ぺあの

言われてみれば、アフレコに違いはあるが、違和感はなかったなぁ ストーリーも本郷猛の登場シーンも大丈夫!
り

納谷六朗さんボイスの仮面ライダーもかっこいい!
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まつき

まつき

このコメントはネタバレを含みます

前話で息たえた(と思われる)コブラ男が、ショッカーの再生技術によって復活。コブラ男に、復活させて再登場させるだけの人気を見込んだのか、と疑問に思ったが、単純にコスチューム制作や撮影上の予算の問題かと思ったりした。 再生方法は、犬や猫の血液を集めて、おそらくのところそれをコブラ男再生に必要な成分に変換して注入しているのだろう(まさか血液をそのまま注入するわけでもあるまい)。 さて、犬猫を効率的に収集するため、悪の組織ショッカー、犬猫闇取引ショップを開店。「犬猫を買い取りますよ」と一般人に呼びかける。呼びかけるショッカーも悪だが、売りに来る一般人、特に他人の犬猫や野良猫を拾って売却しようとする一般人の倫理観も問われる。犬猫を持参した者は、取引現場である綾小路生物研究所の建物に入った瞬間、後頭部を一発いかれ意識を失う。つまりショッカーは「犬猫の血は手に入るし、人は戦闘員になるし、一石二鳥でラッキー!」ということなのだが、ちなみにこれはショッカー(に仕えた綾小路生物研究所の女性研究員)が丁寧にセリフで全部説明してくれる。この説明をうっかり聞き逃すと、その後それを知る術はなく、「セリフで全部説明」は便利な反面、見る側もその一瞬を見逃さぬよう強靭な集中力が求められてしんどいとわかる。いざというときは時計じかけのオレンジで覚えた目を開くやつ使う。 さて、なんやかんやで復活した正式名称「改造コブラ男」、これまた滅法ポンコツで愛らしい。コブラ男の再生に一役買った綾小路はプロジェクトリーダーのような立場にあり、コブラ男の猛獣使い的振る舞いをしている。その綾小路の指示により、改造されて身についた「口から火を吹く」得意技(なんて恐ろしい!)で人間(戦闘員になる手術ができない不適合者)を焼き殺すことに。しかしコブラ男、標的は棒に縛り付けられていて相当な至近距離だというのに絶妙に外してしまう(相手が今回のゲストメインキャラなので空気を読んでいる)。そればかりか、その後の戦闘で綾小路に誤射。綾小路の顔に火傷を負わせてしまうポンコツっぷりだ。こんなおっちょこちょいなコブラ男に誰しもが特別な感情を抱いてしまうだろう。 火傷を負った綾小路は当然激怒、コブラ男に報復と作戦失敗の八つ当たりから鞭を打つ。この鞭打ちの尺がやたら長く、普通にかわいそう。コブラ男のピンチにショッカー首領(の声)が登場。「失敗は死をもってつぐなえ、それがショッカーの掟である」との鶴の一声により、コブラ男は綾小路を処すことに。するとコブラ男、あんなに至近距離で盛大に外した火炎放射を、綾小路にはピンポイントでヒットさせる。相当恨みが大きかったことを窺わせる。 そんなコブラ男が魅力的な回であったが、メインゲストである刑事が負けず劣らずのポンコツっぷりを発揮しており、本作は稀に見る2大ポンコツ選手権試合回とも言える。 潜入した怪しい研究所で突然襲われ拘束されたのち、目隠しの状態から危うく燃やされそうになったというのに、「はっはっは、ショッカーなんて組織がいるわけがないだろう」と宣い、その後船ごと爆撃されて身体中包帯だらけになったというのに「結局ショッカーなんて現れなかったな」と大笑いする刑事。ポンコツの域を超えている。 あくまで私個人的な感想ではあるが、改造コブラ男の方が圧倒的に可愛げがあり、推しである。 さて以下メモ。 ・立花さんのカフェの名前は「カフェアミーゴ」 ・数話前に披露されたライダーの「ピュイーン」という効果音を伴うライダーポーズ、今回やたら多用されて、正直鼻につく。何の意味があるのかは謎。 ・刑事が本格登場したのは今回が初?警官による拳銃発砲は新鮮。 ・9話の感想と同じだけれど、本郷猛の一挙手一投足、声、編集の突飛さ、トリッキーさなど、本作のオリジナリティ(独特たらしめるもの)が漂白された印象を受け、正直ものすごく寂しい。11話以降を同じモチベーションを保って観ていけるかが不安。