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仮面ライダーXのSEIJISANのレビュー・感想・評価

仮面ライダーX(1974年製作のドラマ)
2.5
時代が「マジンガーZ」など巨大ロボットアニメに人気が出てき始めた頃に登場した「仮面ライダー·シリーズ」第3作目。「変身!」とはせずに「セットアップ!」と自身の手で仮面をセットする様に変えたり、ライドルと呼ばれる武器を使用したアクションを取り入れたりと新機軸を沢山入れてきた作品。後の成功、失敗ラインで言えば善戦していた視聴率なのに何度も路線変更した為に個人的には「腰の座ってない展開」に見えてしまった。途中から立花藤兵衛さんを投入、終盤は初代ライダー、2号、V3までも投入するに至っては苦し紛れにも見える。僕の考え過ぎかも知れないけど、主役の神敬介の髪型がパーマをあてて、「本郷猛」風にしている気も...。頑張ったものの放送回数は少なく、最終回を迎えてしまった。それで次作は「仮面ライダー アマゾン」なのだから、如何に「今までとは変えなきゃ!」という気持ちが強かったのかが伺えます。僕は視聴率に振り回されず、もっとデンと構えて「仮面ライダーX」を描き切って欲しかったなぁと思います。悲運の仮面ライダー。
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