トルーマンバロウズ

仮面ライダースーパー1のトルーマンバロウズのレビュー・感想・評価

仮面ライダースーパー1(1980年製作のドラマ)
3.8
アメリカの国際宇宙開発研究所で惑星開発用人間として改造手術を受けた青年 沖一也は地球侵略を目論む悪の組織ドグマに襲われて大切な友人や科学者仲間を殺害されてしまった。
ドグマの手から危機一髪脱出した一也は日本に帰国して変身の極意を得るための修行に励むが・・・・。

若き日の高杉俊介主演の惑星開発用に作られた仮面ライダースーパー1が悪の組織に立ち向かう昭和ライダーシリーズの一作。
まずスーパー1のデザインが非常に秀逸で仮面ライダー初の少林拳で戦う姿もカッコよく元祖イケメンライダーと言われるのも納得のカッコよさであった。
ドグマと戦う前半はなかなかシリアスな作風で一也の命がけの修行やドグマのなかなか残酷な怪人たちなどどことなくウルトラマンレオを彷彿とさせる雰囲気に仕上がっていたのはよかった。
ただこれが一転ジンドグマと戦う後半からの展開は前半が嘘と思えるくらいの子供向けの内容でのんびりとしたジンドグマの幹部たちや愛嬌を感じる怪人たち、ジュニアライダー隊の活躍など子供には嬉しいかもしれないが大人が鑑賞すると若干物足りないかなと感じる出来ではあったかもしれない。
全体的に安定した出来の少しSF要素の多い昭和ライダー作品であった。