名作だとは聞いていましたけど、、
これほどとは思いもしませんでした。
今だと放送はアウトだと思いますが、それが昭和らしく、この時代にしか描けないものだなと感じます。
何より、主人公の高校教師(真田広之)と女子高生(桜井幸子)、このケミが絶妙すぎて素晴らしい。どちらにもなぜか目が離せない独特の魅力があって、とにかくキャスティングが神ってます。
弱気で平凡な生物教師と、素直で純粋な女子高生というキャラクターから最高の組み合わせですし、そこから恋愛物語にもっていくのもとても自然で上手かった。
高校生と教師という設定の中で、純粋でピュアな恋愛を描いていて、ディープなシーンはあえてなかったです。そこも素晴らしいと思います。この作品の本質というか、ただただ"好き"という感情の中で揺れ動くそれぞれの純粋な思いが良い。
サブストーリーもしっかりずっしり重くて、かなり印象に残っているんですが、あのラストはちょっと消化不良でしたね。あの教師ほんと許せない。
常に感情の起伏が激しい作品で、そうなるということは完璧に役者さんの演技力の力だなと思うので、俳優さん方の演技力に感動です。
とてもレベルの高い作品。見て損はない。
