前半は楚の王后はミーユエをいじめまくる極悪人。秦の宮中に移って、ミーユエは鬼才な女性だから、どこに行っても虐められて貶められて、またひどい目に合う。そして、王后すら姉妹で思いやりあったのに、どんどん自分優先。秦の大王が亡くなって、北国に飛ばされ、またズル女が軽装で雪の中へ追い出すなんて、ホントにユエはひたすら耐える。
こんだけミーユエが苦しめられたんだから、フィクションだし、もっと痛み苦しんで処罰されれば爽快なのになあ。
そして太后となり、これらのつらい経験を、宮廷で二度と行われないよう、息子の未来を考え、摂政を任され対策をあれこれ行なった。活躍した臣下を当たり前に扱うのではなく、しっかり褒め称え、頭の良い人なら、国のために受け入れようとした。