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北の国から '83冬のmarbo917のレビュー・感想・評価

北の国から '83冬(1983年製作のドラマ)
4.0
まだ髪がふさふさだった頃の笹野高史に驚き、松吉の爺さん(笠智衆)の豆まきシーンがかなり強烈。さらにみどりが去るシーンでは、もうこの土地は自分にとって故郷ではないと語る後ろで流れる中島みゆきの「異国」がしみじみするセンセーショナルな回だった。

【以下覚え書き】
前作から一年半後。五郎は熊さんと一緒に東京に出稼ぎに行っていたが、年越しを迎える為に麓郷に帰っていた。同じ頃、伝説の人物沢田の松吉爺さんが凱旋帰郷していた。松吉爺さんはその昔、五郎の父や笠松の爺さんと共に開拓した重要人物で、豆栽培で一代を築くも豪遊して借金を抱えたあげく浮気相手と駆け落ちをし、東京で大きな会社を築いた人物だった。

正吉の母みどりが五郎に一時的に正吉を預けに来る。それは博打で作った700万円の負債を借金取りから逃げ隠れする為だった。借金の保証人となっていた五郎は家を手放すかどうかの瀬戸際に立たされていた頃、みどりが五郎に会いに来る。もう麓郷には戻れないと自分の事ばかり考えるみどりに対して、五郎は責める事なく正吉を預かると言う。そして、麓郷の人たちが少しづつ農協からお金を借りて返済に充てる事で家を手放さずに済む事に。そして、五郎は熊さんとまた、東京に出稼ぎに戻って行った。
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