Misakey

北の国から '98時代のMisakeyのレビュー・感想・評価

北の国から '98時代(1998年製作のドラマ)
4.4
北海道に住む兄は女性に対して不誠実で、逆に妹と父は自分の決めた道を頑なに貫いていくホームドラマ。

一人なので北の国から一気見。

この回が一番好きかもしれない。
正吉の誠実さでみんなが救われるので。

このドラマを観て一番思うのが
田舎は隠し事ができない、という事。もうそういうもんなんだよね。
誰もが当然のようにうわさ話をするし
それが悪い事だと思わない。
そういううわさ話が当たり前の田舎が嫌で上京した自分にとっては
この悪習に一石を投じている(ようにみえる)のも
この回が好きな理由かも。悲しい事も多いけど。

ここでは有機農業の是非についても色々と考えさせられる。
初恋では、「農薬ばかりに頼るから」と農薬を利用していた畑が流れてしまった事があるが
今回は有機農業の農地がやられてしまう。

最近農業を研究している身内の若い子に
「農薬も土壌も日々研究していて格段に改良されてきている。
農業就業者や食料自給率が低い日本で、
いかに良い農作物を効率よく大量に取れるかと頑張っているのに、
農薬を簡単に悪者にするのは研究者に失礼な事だ」
と言われ、古い頭のママだったのかなと考えさせられた。

自分の子どもの頃は農薬は薬害が多く問題視されていたけども
今は昔と違い、世界規模で研究が進められ日本ならではの土壌の質もわかってきているらしい。
有機農業のデメリット(残留害虫の毒など)は伝えず
昔の農薬イメージで近代化が問題、というのもナンセンスかな…とは思ったりした。
そういう意味で、草太兄ちゃんが近代化を進めた上強欲な感じは
印象操作が強いなぁ…と。そこは残念。

相変わらず純の煮え切らなさはモヤモヤするけど
変わる時代を考えさせられる良い回だった。