Atemil

チェルノブイリのAtemilのレビュー・感想・評価

チェルノブイリ(2019年製作のドラマ)
4.7
ヴァレリー・レガソフ(事故調査委員会責任者)
「ウソをつくたび真実の“ツケ”がまわってくる」
「本当の原因は“ウソ”だ」

凄い作品だった
事故は当然恐ろしいけど
ソ連という国、ソ連の政治
K●B、大隠蔽国家、圧力
体面を守る為なら殺しも厭わない
張りぼての至高国家

ゴルバチョフ大統領の決断
「勝利に犠牲はつきものだ」
いやいや、貧弱なシステム
見栄を張り欠陥炉を認めず
専門家の話を無視し続けてきた末路でしょ

至高国家ってみんな張りぼてって
気が付いてるでしょ
気が付かないフリをしている人は
沢山いそうだけど…

汚染された村から出ていくよう
政府関係者に言われた老婆
様々な出来事を耐えてきた中に
「“ホロドモール”も耐えた」とあった
外貨を得る為、農作物を過剰搾取し
住民を飢餓で苦しめた話
国都合のジェノサイド

現在進行形で改めて恐ろしい国だと
感じさせてくれる作品だった

ONLY U-NEXTじゃ勿体ない!
全員に見て欲しい作品

ホロドモールをもっと知りたくて
映画を探したらあった
『赤い闇 スターリンの冷たい大地で』
次はこれだな
Atemil

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