鍛治のロワイヤル

チェルノブイリの鍛治のロワイヤルのネタバレレビュー・内容・結末

チェルノブイリ(2019年製作のドラマ)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

真実を知らないこと、知ろうとしないこと、知らせないことの恐ろしさを嫌というほど思い知らされる。
原発事故がどういう結果をもたらすのか知らない住民や消防隊、出世に目が眩んで仕事として扱っているものの正体を知ろうともしない原発の管理職、周辺国に指摘されるまで事実を知らせない政府。
一方、傲慢さを覗かせながらも、知らない原発の仕組みについて知ろうとし、言いにくい事も上にハッキリと知らせるボリスのような人物はやはりというべきか(腐敗した)体制に煙たがられていて、捨て駒、と自嘲しているように詰め腹を切らされる運命の仕事を押し付けられている。

事故から36年、ウクライナ侵攻におけるチェルノブイリ原発でのロシア軍の振る舞いからは過去の過ちから学んだとはとても思えない。

鍛治のロワイヤルさんの鑑賞したドラマ