WOWOWドラマ・クオリティ！
刑事だった父の後を継ぎ、警視庁捜査一課十一係の刑事となった如月塔子。ある日、廃ビルの地下室で、床にセメントで塗り込まれた死体が発見された。捜査会議のさなか、“トレミー”と名乗る犯人から捜査本部に電話が入り、塔子が交渉相手となるのだが…。（あらすじより）
謎解きとサスペンスが並行して進む硬派な警察ドラマ。モルタルで型どられた人体「石の繭」から事件は始まり、誰が、なぜ、こんな行為をしたのかを捜査一課の刑事たちと事件解明のプロセスを共有しながら楽しむことのできるテレビドラマ向けの作品。全5話。
上司も先輩も同僚も、厳しさの中に普通に優しさが織り込まれて描かれていることと、警察内部の無駄な対立も無く捜査中心にストーリーが進むところがとても好感触。
ただ、悪い意味で木村文乃がか弱過ぎる。ぺーぺーの新人感を出すためでしょうがバランスが悪過ぎて、かなり浮いてる。また、犯人をサイコパスっぽくした点はその動機を鑑みると良し悪しあると思う。
些末なこだわりありますが、作品としては海外ドラマに負けないクオリティと思います。
