この医療ミステリーの切り口、なかなか面白かったなぁ。悪意があったわけじゃない。医者として治したいという思いがあって、最適だと思った選択肢のひとつが、思いがけない事態を引き起こしてしまった···“だけ”とは言えないのが、医療で。患者にとって医療は絶対でなければならない。ミスなどあってはならない。だから、分かっていながら、誤った選択肢を取り続けたんだろうなと思った。それこそ絶対にあってはならないことだけれど。
良心の呵責に耐えられなくなったのだろう梶原。僕が何とかするという津久場の言葉が、結局梶原を追い込んだんだろうなと思うと、ほんと無責任が過ぎると思う。人の命の責任なんて取れないだろうに、責任は取るなんて、その場凌ぎの言葉でしかないなと思ったよ。
ところで、この病院のチェック体制ってどうなってたんだろ。日々更新される薬剤の情報を疎かにするなんて。結構杜撰な管理してたなっていう感じだったけど、通常はどうなんだろうな。病院薬剤師とかチェックする人がいたり、そういう体制があったりしないのかな。