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ロキ シーズン1のdaiyuukiのレビュー・感想・評価

ロキ シーズン1(2021年製作のドラマ)
4.7
『アベンジャーズ/エンドゲーム』の劇中にて、アベンジャーズのタイムトラベル先の2012年のニューヨークの戦いでロキ(トム・ヒドルストン)が四次元キューブを手中に逃亡し、とある砂漠に転送された。
だが、TVAのメンバーに拘束され、TVAの本部へつれていかれる。
そこでTVAのメンバーのラヴォーナとメビウス(オーウェン・ウィルソン)に今の時間軸から枝分かれしたマルチバースが誕生し大変なことになってることを説明されたロキは彼らと共に時間軸を正すべく活動することになる。
その中で、様々な時間軸でTVAのエージェントを次々に殺害している変異体がいることを知り、メビウスに協力するふりをしながらある目的からロキは、任務中にその変異体を探す。
しかしTVAには大きな陰謀があったのだ。
マーベル・シネマティック・ユニバースとリンクしたドラマ。
タイムキーパーの命に従って、神聖時間軸を崩壊させかねない分岐イベントを起こす変異体を「剪定」する任務をするTVAエージェントのメビウスに協力するフリをして、TVAを作り支配するタイムキーパーと様々な時間軸でTVAエージェントを次々に殺害する変異体の正体を探る中で、神聖時間軸を管理する「在りつづけるもの」の正体と目的を知り、「裏切りの神」としてでも王座のためでもなく初めて本当に「大いなる目的」のために奮闘するクライマックス近くのロキは、今までの映画で描かれることがなかったヒーローの部分や恋する男の部分が描かれていて、ロキが嫌いな人も好きな人も楽しめるアメコミドラマになっている。
ロキとメビウスの友情やロキとシルヴィの恋に心揺さぶられ、マルチバースに深く関わるTVAを作ったタイムキーパーや「在りつづけるもの」の謎が絡んだ展開は驚きの連続で、マーベル・シネマティック・ユニバースの裏のドラマという意味で見逃し厳禁のアメコミドラマ。
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