pen

ワンダヴィジョンのpenのネタバレレビュー・内容・結末

ワンダヴィジョン(2021年製作のドラマ)
-

このレビューはネタバレを含みます

クリフハンガーで進むのでリアルタイムで楽しむのに最適な連続ドラマシリーズだと思った。一気見でも見ている間は楽しめる。
クライマックスは通常のMCU作品として収斂されていくので、いささか物足りなさを感じるけども。

集合モノのアベンジャーズシリーズがある一方で個人ヒーローが主役の映画が作られている関係に、映像による個人誌とクロスオーバー誌の関係が成立しているんだなぁとMCUを見ながら感じていた。これって役者の契約云々等製作の裏側を想像したりすると結構凄い仕事だ。
で、ドラマシリーズで更に色んなヒーローが主役のドラマが作られる可能性が生まれた。一層個人誌のようなドラマが作られる状況、ますますMCUがコミックと同じになるので驚かされる。コミックと違うのは、役者の交代やキャラクタの退場をタイムラインに組み込んで先に進んでいこうとしている部分。その始まりとしては幸先良いスタートではなかったかなと思う。
中盤に参戦する新キャラとか、ちょっとガッカリしましたけど(まぁ、普通そうっすよね)。

シットコムを模倣しながら、時折違和感として撮影の仕方を変えてくる演出が好き。
シットコムはドアの出入りでお話が動き出す始め方が多い。人がセットに入ってきたら今日のトラブルが始まる。その手法をワンダが自らの過去に足を踏み入れるきっかけにしていたのが結構良かったです。これのメインディレクターの人の作品、サスペンスでもっと観てみたいなぁ。
pen

pen