【MCUレビューシリーズ】
アメリカシットコムドラマ風な世界観で、60年代70年代と1話づつ変化していく、まるで『トゥルーマン・ショー』の様な謎めいた物語で展開されていく本作。
今までにはなかったMCU作品で面白かったですね〜
舞台や小道具を時代に合わせるだけでなく、アスペクト比を変えたり、時代ごとにその当時の撮影技法を用いたりし当時のドラマをオマージュ。
ふと現実に戻ってくる場面で現代の様なカメラアングルに戻る演出はさすがマーベルクオリティ。
途中に挟むCMもワンダの心情を描いていたりと、その細かさはMCUの安定感を感じられる。
単純にシットコムの面白さだけでなく、だんだん明かされていくミステリーや、ワンダの心情を描いたドラマ性も面白く、とても楽しませてもらいました。
登場時からナイーブな性格を持つワンダの変化模様に注目です。
地球を救ったものの、全てを失ったワンダが再び手に入れた完璧な幸せ。
その完璧に隠された真実とは。。
追記:本作を見るにあたり『キャプテン•マーベル』を再鑑賞することをお勧めする。きっとモニカに対する感じ方が変わってくるはずだ。