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ホークアイのbibooのネタバレレビュー・内容・結末

ホークアイ(2021年製作のドラマ)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

ワンダビジョン、ロキ、ファルコン&ウィンターソルジャーと、アベンジャーズのスピンオフドラマ祭りの中でもこのホークアイが一番好きかもしれん。
エレーナとかキングピンとか大サプライズゲストに開いた口塞がらなくなったし、みんなマイペースに戦いすぎてキャラ大渋滞だったけど、ユニークなキャラばっかりで興奮したし、純粋にドラマ全体が面白い。

今まで垣間見ることしかできなかったホークアイのキャラクターをちゃんと見つめることができたし、全体的にコメディ要素が多いのでかなりキャラがキュートに仕上がってる。「ホークアイは地味だから他のアベンジャーズに比べてスターとしての売り込みがむずいのよ」ってケイトに突っ込まれてたり、必殺仕事人の中にちょいちょい見せる弱さだったり、クールだけどさりげなくジェントルだったり、人の意見を一旦は聞き入れる懐があったり、ナターシャと親友になった人間的な理由がよくわかった。あと仕事用のガラケーがあるのちょっとウケた。色んな矢のバリエーションが登場したのも面白かったし、矢の制作工程見れたのも面白かった。手作りなんかい。

今作で役者デビューのマヤ演じるアラクア・コックスの登場はかなりエンタメ界の希望な気がする。実際に義足で聴覚障害の彼女が健常者と遜色ないキレのあるアクションをやってるのがかっこいいし、聴覚の代わりに実際のアラクアも視覚が研ぎ澄まされてる人で、義足を逆に戦闘で有利に使っているのとかかなり勇気もらえる。「エコー」にも期待。

今作で特に好きだったシーンは、一つはエレーナとケイトのビル内でのガールズファイトのシーン。カメラを引きで長回し気味で並走して撮っていて、引きのアクションってかなり役者の手の内が見えたりするものだから、全然そんなことも感じさせず果敢でスピードがあって良かった。いやあ、すごいリハーサルしたんだろうなあ。。
もう一つ、ホークアイとケイトのカーチェイスのシーン。車中で敵とホークアイたちを交互に360度スライドさせながら撮っているのがかなり臨場感あって、プラス色んな矢のバリエーションが炸裂するシーンでもあるのでかなりワクワクさせられた。

また「ザ・ロジャース・ミュージカル」がまあまあ良く出来てんのも笑ってしまう。最高。

今後ケイトとピーターパーカーの早口おしゃべり合戦が聞けることを願う。
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