監督ジョージ・A・ロメロ、脚本スティーブン・キングによる1982年の同名作品をドラマシリーズとしてリメイクした、2019年製作のホラー作品。
ロメロによるオリジナル版は、ECコミックスに代表されるような1950年代のホラー漫画をオムニバス映画として映像化したものだそうで、本作でもまさにコミックを読むような感覚そのものが再現されています。全6話の本作は1話の中に20分弱のエピソードが2本収録されており、この短編の尺だからこそのアイデアとノンストップで進む勢いの良さに毎回引き込まれてしまいます。そして作品のテイストや語り口はいかにも”80年代ホラー風”で、CG技術をかなり控えめにしたアナログな画作り・演出や所々チープなデザインからも往年のホラー映画を彷彿とさせる不気味さが常に漂っています。特にお気に入りのエピソードは「スーツケースの男」と「スキンクローラーズ」ですね。シーンそのものは超が付くほどエゲツなくショッキングであるにも関わらず、それが加速するにつれて同時にどんどん笑えてきてしまうような語り口のバランスが最高でした。
尺が短い上にエピソード同士には全く関連性がない為、最後まで一貫して観やすかったです。それぞれ満足感も半端ないですし、何よりどのエピソードもしっかり怖い！オリジナル版や実際のコミックにも興味が湧きました。既にシーズン2の配信とシーズン3の制作が決定されているそうですし、今すぐにでも続きが観たいです！シーズン2も大いに期待してます。
最終回でサービスし過ぎでしょ笑
