Diego

FBI:特別捜査班のDiegoのレビュー・感想・評価

FBI:特別捜査班(2018年製作のドラマ)
4.3
米TVドラマ界の名プロデューサーDick Wolfが新たに仕掛ける捜査ドラマ!

FBI=連邦捜査局(Federal Bureau of Investigation)

✔夫を事故で亡くした女性捜査官Maggie
       ✕
✔元軍人・アラブ系アメリカ人の男性捜査官"O.A." Zidan
の2人が主人公。

1話の爆破事件
➜爆破のスケール、爆破直後の定点カメラのカメラワークによる没入感ある映像。
➜自分もまるで爆破に巻き込まれたかのような感覚。
➜そして、黒画面に白地で「FBI」のタイトルが出た時は、
➜やられた…と思った。

エンタメ性✕社会性✕リアリティのバランス◎
➜全体のトーンも抑えめ、でも暗すぎず、展開のスピーディさはエンタメとしても見応えアリ。

FBIの最新の捜査手法がスゴい
➜血痕だけで、どんな顔なのかが分かっちゃう!?
➜逃走する犯人をドローン追跡
➜金属に反射した顔を画像解析で、特定etc...

尋問の仕方
➜容疑者のプロファイルによって尋問方法を変えるのがすごい。
→(発破をかける/演技/同情etc..)

FBIの捜査分野が広大で大変だ…
➜爆破、誘拐、人身売買、武器・薬物密売、テロリズム、証人保護、潜入捜査etc....

毎話の終わり方が秀逸。
➜事件は解決しても、関わった者にとっては事件の傷跡は残り続ける。
➜事件背景となった、社会問題は解決していない。
⬆などを暗示させる終わり方なの所が、解決して良かった!ではなく、
もやもやさせながらも、でも少しだけ希望をにじませる終わり方なのが、他の犯罪捜査ドラマとは一線を画している。


ここ最近の1話完結系の犯罪ドラマでは、非常にクールでリアルで見応えある!
ディック・ウルフ制作の為かCBSっぽくないよね。
Diego

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