完走。
最終話に涙…。
実話を基にしているだけにリアルで克明なセカンドレイプの描写は具合が悪くなる程で、冒頭の最低な対応とEP2の配慮した聴取含めて警察の必修教材にして欲しい。
中年女性刑事の連帯が頼もしく多様な被害者も勇敢で、素晴らしかった。
多くの人生を壊す魂の殺人なのに女性への性暴力に甘い社会で全力を尽くすメリット・ウェヴァー(大好き)とトニ・コレットの名演は物語に深みを持たせ、捜査のアプローチが各々違うのも良い。
犯人の主張も動機も語らせない真摯な作り。
若きベテランのケイトリン・デヴァーには笑顔が似合う。
里親エリザベス・マーヴェルとブリジット・エヴァレットも存在感あった。
酷い事ばかり起きる地獄で絶望しかなくても、助けを求める声を聞いてくれる人はどこかにいる、時間がかかってもいつか誰かに届く、誠実に仕事に向き合ってる人はいて、この世の善を信じられる、そんな微かな希望を感じられた。