えのき

エミリー、パリへ行く シーズン1のえのきのレビュー・感想・評価

4.2
この作品を観て朝ジョギングを始めてしまった。

シカゴで働く女性エミリーが突然憧れのパリで働くことになる物語。
パリの街が偏に絵になっていて旅行に行きたくなって仕方がなかった。

言語や文化が壁となって移住した人が苦労する姿はフランスも日本も変わらない。でもこれが日本だと「日本に来たなら日本語を話しなさい」なんて気取って言える人がどれだけいるだろうか。

物語は全体としてコメディ調なので気軽に楽しめた。
一方細かい部分で気になるところもあった。初めから苦労していた言語の壁は結局無かったことになって皆英語で話してくれてるし、ちょっと都合が良すぎるなってくらい簡単に事が運ぶ場面が多い気がした。

特に言葉や文化の差はもう少し掘り下げても良かったと思う。ストーリの根幹なのだから。

全然関係ないけど今ちょうど『ビッグバンセオリー』を観返してて、主人公の名前エミリー・クーパーっていうのが、『ビッグバンセオリー』のエミリーが観たらとっても喜びそうだと想像して笑ってしまった。

全体を通じて登場人物が(上司除いて)皆魅力的で映像も綺麗、物語もまとまり良い。憧れのパリの生活を夢見られる観光案内として良作だと感じた。
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