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電光超人グリッドマンのtq1chiのレビュー・感想・評価

電光超人グリッドマン(1993年製作のドラマ)
4.2
”ジャンクの守り神だ”
”守り神?”
”名前は電光超人グリッドマン”

”アクセスフラッシュ!”

”ダイナドラゴン、バトルゴー!”

”勇気だ”
”自分の殻に閉じこもらず、自信を持つのだ”

”対決の時が来たな、グリッドマン”
”カーンデジファー、逮捕する!”
”出来ると思うのか、ハイパーエージェント”
”それが私の使命だ”

”カーンデジファーは僕の心の醜さに引き寄せられてきた怪物なんだ”
”奴を倒さない限り、僕は立ち直ることが出来ない”

”武史くん”
”君はもうひとりじゃない”

”私は君たちから教えられた”
”それは本当に信頼出来る友達を持つことが最強の武器だということを”
”それじゃ皆、元気で”

”ありがとう、グリッドマン”

円谷プロ制作の特撮作品。
90年代前半なのに、コンピューター内の仮想空間やプログラミングを軸とした話になっている意欲作。
この作品は後にオリジナルアニメ化され、また別の作品として生まれ変わることになる。
主人公が中学生3人組ということもありジュブナイル感のある仕上がりになっている印象。身の回りで起こるトラブルもどこか等身大で馴染みやすい。
コンピューターワールドの設定も上手く作られていて、機会の中で悪さをする怪獣を倒すグリッドマンがかっこよく演出される。
直人がアクセスフラッシュし、ジャンクの中に入り、電線を通ってコンピューターワールドを通り、ぐんぐんカットで巨大化して戦う。めちゃくちゃかっこいい。
アクションもウルトラマンと違って蹴り技が多く、かなりジャンプや宙返りを駆使するので迫力満点。
そしてサポートメカたちも単独で合体もできるしもちろんグリッドマンとも合体できるというロマン。最高すぎる。
そして単なる勧善懲悪ヒーローものに留まることはなく、藤堂武史という孤独な少年を友達が救う話としてもまとまっている。
なので最終回近くの武史はかなり泣かせに来る。
最終回のグリッドマンのセリフでも分かるけど、友達という関係で繋がれたチーム戦がジュブナイル系の話としても観れて、面白いし完成度が高い。
当時の円谷プロはあまり経営がよろしくなかったらしいけど、同じ怪獣をメカ怪獣として出したりスーツをリメイクして別の怪獣として出したり、舞台をコンピューターワールドにすることでセットを1つで済ませたりするなど、その辺の工夫が垣間見えるのも面白いところ。
ウルトラマンも仮面ライダーもいなかった時代に画面の中の画面に現れ、孤独の中にいる子供を救った夢のヒーロー。彼がいなければティガもクウガも生まれなかったわけで。
ありがとう、グリッドマン。

配信終了ギリギリで観終わった
危なかった

最終回の武史の涙で俺も泣いた

opが曲も良いし映像も凄い

アニメ版に繋がるところを探しながら観るのがめちゃくちゃ楽しかった

よくよく考えれば武史とカーンデジファーの関係、かなりドラえもん

ジャンクがある部屋、ちょっとバックトゥザフューチャーっぽいよね

キンググリッドマンめちゃくちゃかっこいい

1、17、18、27、38、39話がお気に入り

ジュブナイルとして良い終わり方

本当にありがとうグリッドマン
元気でまた
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