とある田舎町にAVの会社を建ててボロ儲けしている社長と、帰省して何も知らずにそこに転職してしまう真面目な若者。
そんな対照的な二人の青年が描かれていたのが印象的だった。
それにしてもかなり振り切った作品。
実物観たことないけど全編ほぼAV。笑
あまり人には勧められないし、面白かったと言えばもしかしたら品位を問われるレベルかもしれない。
ただ、私は理解力が足りなくて全てを受け取れなかったけれど、作品の根底に哲学のようなものがあるような気がした。
社長はやることなすことムチャクチャだけど、揺るぎない独自の持論があって、実際、確実に雇用も収益も増やしている。
それが良いことなのか悪いことなのか一概には言えないし、意見できるのは当事者だけだと思う。
モザイクをかけて隠すこと。
モザイクをかけてごまかすこと。
モザイクをかけて聞こえないフリをすること。
そんなモザイクの存在意義や必要性は人のエゴや狡猾さにも通じる気がした。
今回も高橋一生は秀逸。
変人すぎる社長役が圧倒的だった。
あと、終盤のハマカワフミエさんの長台詞がすごかった。
