中山七里原作、連続殺人ミステリー
原作既読ですが、小説における殺人シーンは猟奇的で残酷過ぎる描写に震撼させられる。電車の中で、何度も本を閉じて、目も閉じて天を見上げました。
以下はドラマのネタバレと言うよりかは、原作との比較について記載しています。これから原作を読む方はご遠慮下さい。
ドラマでは殺人現場の残酷な描写は控え目でしたが、これぐらいでよいのではないかと思います。(人によっては残酷さが足らないという意見もあると思いますが、、、)
ただ、ドラマにおける格闘の表現はアッサリしていたので、もっとドロドロな表現でも良かったかもしれません。
それと中山七里と言えばピアノの旋律の表現がとても豊かです。そのあたりもモノ足りなさを感じました。この表現を可視化することは激ムズな要求だと思われます。
最後になんと言っても、「どんでん返しの帝王」の異名を持つ作家。その大事なラストシーン、渡瀬と御前崎教授のやりとりは残念でした。役者の演技というよりは脚本が今ひとつ。
さらに当真勝雄が「オ」で始まる次のターゲットのつぶやきも、もっと丁寧に表現して欲しかった。
工藤阿須加、
大袈裟な演技に思えるかもしれませんが、頭に血が昇りやすい性格を忠実に表現できていたと思います。
前田航基、
「まえだまえだ」の兄ちゃんの方か。肥えたな。