ガルベス

ザ・モーニングショー シーズン1のガルベスのネタバレレビュー・内容・結末

4.2

このレビューはネタバレを含みます

人気報道番組の大物キャスター・ミッチ(スティーブ・カレル)がセクハラの告発で降板。

長年コンビを務めてきた女性キャスター(ジェニファー・アニストン)らスタッフは権勢を誇っていたミッチの行為をあからさまではなかったため黙認。
ミッチの後任のキャスター(リース・ウィザースプーン)はジャーナリズム精神に溢れた正義感を持つため自らの番組にも関わらず問題に切り込んでいく。

ミッチの行為自体は許されるものではないのだが、絶対悪として描かれてはおらず半ば無自覚に権力を行使している様に気付けていなかったり、行為を受けた女性達もキャリアアップを図りたかったり、憧れもあったりしてミッチを受け入れてしまい事後的にトラウマを抱えていく様など複雑な問題を丹念に描いていた。

強大な権力を前に泣き寝入りしたり、記憶に蓋をしようとするなど可視化しづらいトピックも取り上げられ後半はハードモードになるのだが、ラストに溜飲。
全編に渡って見応えのある素晴らしき作品。
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