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ディキンスン ~若き女性詩人の憂鬱~ シーズン3のMのレビュー・感想・評価

5.0
どれだけの才能を持つ女性や有色人種がその時代に生まれたというだけで理不尽に名を残す機会を奪われてきただろう

でも同時に思うのは、苦しみ悩み孤独を感じているからこそその悲鳴とも言える作品は時代を越えて私たちの心に刺さる

エミリーディキンソンといい、ヴィヴィアンマイヤーといい、名声のためではなく、他の何かのために作品を生み出した人に私はとても魅力を感じる

エミリーには一体何が見えていたんだろう
日常生活にありふれてる幾多の見てるけど見えていないものたち
悔しい
私にはきっと見えていない捉えられていない沢山のものたち

普通の人には生み出せないものを生み出せるってことは、見たくないものまで見えてしまい、気づきたくないものまで気づき、感じたくないものまで感じ取ってしまうということ
生きづらさを代償に与えられた天賦の才
みんなが武器ではなく想像力を持てばどんな世の中になるだろう

作品としては、エミリーディキンソンの詩、フィクションとノンフィクション、ファンタジー、現代につながると分かる登場人物や話題、どれもこれもバランスが良くて、どんな登場人物にも魅力的に描かれてる
エミリーの溢れでる感性が眩しかった

ヘイリー元から歌手として好きだったけど女優としても光ってた
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