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ダーク シーズン1のjunのレビュー・感想・評価

ダーク シーズン1(2017年製作のドラマ)
4.3
ドイツ発超難解でありながら中毒性の高いドラマといわれる『ダーク』
制作・脚本は『ピエロがお前を嘲笑う』でもタッグを組んだバラン・ボー・オダー、ヤンチェ・フリーゼ。
これはもう観る前から期待しかありませんでした。

《あらすじ》
冒頭から不穏な空気が漂う小さな田舎街「ウィンデン」
天気は常に雨か薄暗い曇天☔☁️
ある夜森の奥で11歳の少年ミッケルが行方不明になります。忽然と姿を消したミッケルは一体どこへ…
実はこの街では33年前にも同じような少年の失踪事件が起こっていたことが判明。
少年の父で警察官のウルリッヒは必死に息子の行方を探しますが痕跡すら見つからず…
そんな時森で身元不明の1人の少年の死体が見つかります。しかしその少年は失踪したミッケルではなく服装や持ち物、服に付着していた土を調べた結果《現代》のものではないことが判明し……


まず登場人物の多さと聞き慣れないドイツ語、ドイツ人の名前に軽く頭が混乱😵‍💫🌀
更には4つの家族が3世代に渡って関わり合いながら物語が進行していきます。
もう主役誰やねん状態。笑
誰と誰が兄弟で誰と誰の子供で更にその両親の親が誰で…と一つ一つ自分に落とし込みながら視聴。そこをしっかり理解しないまま進むともはやストーリーさえも理解不可能になります💦極め付けは時代をまたぐので現在の人物の33年前はどの人物か顔を覚えるのが一苦労でした。
ここまで頭を働かせるドラマは他にないかもしれません。脳みそ沸騰しそうでした。
なんとしても理解したくて途中気づいたらチラシの裏に相関図を書き始めていました。笑
でも不思議と過去を演じる役者さんと現代を演じる役者さんの顔が似ているので一度覚えてしまえばすんなり分かるようにはなりました。

個人的に面白くなったのは物語が大きく動き出す5話あたりから。そのあまりの衝撃に固まってしまったぐらいです。
ここまで耐えられたらハマっていけると思いますがなんせ難解であり序盤はなかなか退屈なシーンも多いので途中離脱者も多いようです。

難しい系の映画が苦手な方には絶対不向きですが頭であれやこれや考察するのが好きな方は一度観てみる価値ありです!

追記
全シーズン2周しての感想。
1回目よりすんなり人物の繋がり、ストーリー展開がわかって腑に落ちる点がたくさんありました。2周目の方がより楽しめる作品かもしれません。全シーズン制覇してよかった!と思える結末が待っているのでお時間と体力がある方はぜひ😅
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