✔️概要
第二章では第一章で展開された登場人物が時間移動の存在を知り、時を越えて接触する。現在という存在が自明になっているため、展開に対する驚きは少ない。だが、エゴンやミハエルが死ぬまでの過程が見所。死を変えようとして行動した結果が死に干渉してしまったのは皮肉な話である。
ヨナス自身、時空間の歪みによって産まれる。時間移動を禁忌と仮定するなら、ヨナスは本来存在し得ない禁忌の子である。そんな彼がアダムになるのは必然であったのかもしれない。そして、アダムが存在していることにより終末は約束されている。事象を変えることは不可能である。そんな絶望から脱却法が並行世界からの干渉である。
✔️雑感
・時を越えて交錯する登場人物。1987年でウルリッヒとミッケル、2020年でシャルロッテとエリザベートが再開するのは感極まるものがありました。
・開始早々、メトロノームの振り子が広がる。1921年と2053年の時間軸の追加により登場人物がさらに増える。かつエンタメ要素が少ないため悶々とする。
・オープニング前にアダムが難しいこと言っているけど、ちょっと何言っているのか分からない。
解説サイトを見たりして時間を忘れている自分がいる。落とし所が分からない本当に分からない。どんな結末を迎えるのか。最終シーズン、楽しみです。
