ももさく

まんが道のももさくのレビュー・感想・評価

まんが道(1986年製作のドラマ)
2.9
昭和19年夏、5年2組に転校生としてやってきた藤本弘。そのクラスにいた安孫子素雄 。2人の運命の出会いであった。2人の名が合わさると…後に藤子不二雄となる。

高校生となった2人は漫画を書き上げ手塚治虫先生に見てもらおうと東京に会いに行く。


満賀道雄/藤本弘(竹本孝之、和田優輝)母親からと弟と暮らす。漫画家を目指しつつも新聞社に就職する。藤子不二雄の前は足塚茂道と言う名で活動する。食べ物の好き嫌いが多い。

才野茂/安孫子素雄(長江健次、保利治芳)母親と猫と暮らす。漫画家を目指しつつお菓子の会社に就職する。丸メガネをかけている。

手塚治虫(江守徹)漫画少年達にとって神のような存在。ベレー帽をかぶった漫画家。

他出演者→冨士眞奈美、天地総子、磯崎洋介、蟹江敬三、小倉一郎、木原光知子、イッセー尾形、酒井敏也、五代真弓、久米明、塚本信夫、川久保潔、伊藤高、今出洋、速水領、朝光、関英王、中林義明、橋本久美、花悠子、南英二、中村明美、福原学、小林テル、佐藤蛾次郎、玉川良一、川崎公明、会沢朋子、里木佐甫良、犬塚弘、桜井センリ、布施木昌之、関俊彦、佐久間レイ、ケーシー高峰、加藤雅子、北詰友樹、頭師孝雄、皆川衆、渡辺寛二、及川ヒロオ、藤田啓而、神田正夫他。

「近い将来、機械が人間の代わりに働く時代が来る」

たまたまNHKの番組表を見ていたら目についたドラマでした。漫画家、藤子不二雄AとF両方出てくる内容。まだ売れる前から描かれる。

録画して見てビックリ!1986年のドラマのようで、すっごく古い。しかも主役がめちゃカッコイイ人だなと思ってたら竹本孝之。ちょっと東出昌大、徳井義実、満島真之介にも似てる。そもそも竹本孝之を知ったのもこの時代のアイドル時代ではなく、あの人は今!みたいな番組で農業をしているダンディなおじさんとして紹介されていた時で、何この髭の似合うカッコイイ人!ってのが私の最初の印象なので若い時なんて全然知らん。“てれてZin Zin”とかって印象的な歌を歌ってた人らしい。

このドラマのオープニングがまた良くて、誰が歌ってるんだろ?って思ったら、これまた竹本孝之で、しかも長渕剛の「HOLD YOUR LAST CHANCE」をカバーしているらしい。良い歌である。

2人で書くって、ある意味凄い事だと思った。作品の中でも説明があるが決して絵を書く側、物語を考える側とかではなくて本当に2人でやっている。違う人が書いてるのに絵の変化にも気づかれないって凄く無い?。

手塚治虫先生からのハガキ、家の前が映画館、蒸しパン、トキワ荘、初任給、心中も印象的。

2足の草鞋の方が凄い事な気がするけどな…。毎日電車通勤で仕事しながら漫画も書くなんて!。余程の好きとエネルギーがないと出来ない事。金銭面的に大変でなければ本当にやりたい事1つに絞るのが一番だよね。やりたい事を応援する家族が優しいなぁって思いながら見てました。

社会人になったんだから、いいかげん学生服はやめた方がいいと思った。

弟がかなりしっかりしていて見ていて気持ちいいし、出てくる猫も大人しくて可愛い。ドラえもんって、そこからきてたのかー。

子供の頃から“好き”が明確で迷いがあまり無い気がして、羨ましい人生だなと思った。ただ漫画家って本当に好きと忙しさが重なるのだろうか?。病気になる前にマメに健康診断とかして長生きして欲しいなとか思っちゃう。私はドラえもんが大好きでF先生が62歳で亡くなったのを知った時は、あまりにも若すぎてショックだった…。A先生は88歳でしたね…。

シーズン2も放送してくれないかなー。とても興味深いドラマで続きが気になる。森高千里とか出てるらしいし見てみたいなー。